太陽のかけら
「さくら〜♪♪」



声を掛けてきたのは同じ店のはるか。


この店は派閥なんかもなく、アットホームな感じ。


あたしは接客は得意じゃないしブリッコもしないから高級なクラブなんかじゃ絶対働けない。
こんなこじんまりしたお店のほうが落ち着く。



適当に働いて閉店時間が近づいた。



「さくらさん、お電話です」


ボーイがあたしに言って受話器を渡してきた。


外に出て入り口近くで話す。
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