太陽のかけら
ルームメイト
ピピピッ ピピピッ




朦朧とする意識の中で目覚ましを止め、眠い目をこすり体を起こす。



カーテンの隙間から差し込む光と共に、気持ちよさそうに眠る男が視界に入った。



あ、そっか。
昨日はこいつと寝たんだ。



「ちょっと、起きてくれない?」



…。


だめだ起きない。


どうせ金目の物なんて何もないし、あたしは用意をしてポストに鍵を入れて帰るようにと置き手紙を残し家を出た。
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