太陽のかけら
「はーい!特製オムライスでーす!!」



とろけている半熟たまごに思わず笑顔がこぼれる。



「すごいおいしそう!!いただきまーす!」



「どう?どう?」



「うん!超おいしい!」



「おっしゃー!」



黙々と食べてるあたしの顔を見つめ、子供みたいな笑顔でニコニコしている奴。



初めてちゃんと顔を見た。


まつげ、結構長いなあ。


「あ、ねぇ、あんた名前なんていうの?あたしはさくら」




「祐介だよ」
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