太陽のかけら
「祐介君は兄弟いるの?」



あたしの作った唐揚げを頬張りながら、舞子は祐介にどんどん質問する。



あたしの聞けなかった事まで。




耳がダンボになる。





「いるよ、上に兄貴と姉貴が。」





祐介の事が一つずつ分かっていく。




「じゃあさ、さくらと付き合わないの?」




「ブッッ!!な、何言ってんの舞子!!馬鹿じゃないの!?」




「どしたのさくら?顔が真っ赤だよ。」




「酔ってるだけだよ!!」



「えー、本当??」





熱い、顔が熱い。
酔ってるだけだよ、本当に。
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