太陽のかけら
「ご馳走様でした。祐介君またね!」




「うん、また来てよ舞子ちゃん!」




「じゃあたし駅まで舞子送ってくるから。」






6月の終わりといえども、夜は涼しい。


風が髪の間をすり抜ける。それが火照った体に心地よい。





「祐介くん結構かっこいいね。面白いし、優しそうだし。」




「そう?」




「あたし、狙っちゃおっかな。」
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