太陽のかけら
ビルの中へ入ったものの、意気消沈してしまったあたし達は、とりあえず喫茶店に入った。




「彼女…かな。」




舞子がつぶやいた。

小柄でかわいらしい女の子だった。
すごく仲良さげに歩いていた。





「彼女だよ、きっと。」




否定なんてできない。




腕、組んでたもんね。







「すいませーん!オムライス2つとサンドイッチとピザ!」




舞子が馬鹿みたいに大きな声で注文をした。





「今日は食べよ!やけ食いだよ!」




舞子はかなりご立腹な様子。

テーブルの上に、所狭しと並べられた料理をひたすら平らげていく。




「やっぱさあ、チャラかったんだね祐介君。次いきなよさくら。あんなのパスパス!」




ありがとう舞子。

今日あんたがいてくれて助かったよ。
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