White Magic ~俺様ドクターの魔法~

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「そろそろ行くか」


二次会までに時間があったので、奈緒と奈々ちゃんと束ちゃんの4人でカフェに入って時間を潰していた。


二次会の時間に近付いてきたので、重い腰を上げた。


束ちゃんは、二次会から参加する上野山さんに連れて行かれたから、私達3人で向かった。


ホテルから歩いて5分くらいの会場は、おしゃれな創作料理屋さんだった。


会場に着くと、披露宴の時に声を掛けてきた3人組の1人がこちらへ向かって歩いてきた。確か、立川さん。



「こっちにおいでよ」



席は決まって内容で、立川さんは、私達を自分達がいるテーブルに座らせようとした。


それがすごく自然で、素直について行ってしまった。



二次会と言っても、飲み会のような感じで、その中でも私達のテーブルだけは合コンのようだった。



あぁ・・・こういうの苦手やな・・・。



「とりあえず、自己紹介をしようか!」


愛ちゃんの隣に座った男性がそう言うと、私達は渋々自己紹介を始めた。



男性陣3人は、新郎新婦の高校の同級生。独身らしい。


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