甘いヒミツは恋の罠
「あなたのデザインしたネックレスは店長に好評みたいでよかったじゃないですか。北野さん、気分転換に外に出ましょうか?」
沢田に冷たく言われて紅美が言葉を失っていると、そのまま二人は紅美をおいてその場を去った。
(偽善者……か。そんなつもりなかったんだけどな……)
同僚なのに相容れない関係は辛い。紅美は、完全に拒絶されてしまい、がっくりと肩を落とした。
すると――。
「すみません、皆本紅美さんというのはあなたかな?」
「え……? あ、は、はい!」
声をかけられた方へ振り向くと、そこに立っていたのはスーツをパリッと着こなしたインテリ風な男性だった。
「あ……なたは……もしかして、朝比奈社長!?」
どこかで見覚えのあるその顔に、紅美の記憶がフラッシュバックする。
沢田に冷たく言われて紅美が言葉を失っていると、そのまま二人は紅美をおいてその場を去った。
(偽善者……か。そんなつもりなかったんだけどな……)
同僚なのに相容れない関係は辛い。紅美は、完全に拒絶されてしまい、がっくりと肩を落とした。
すると――。
「すみません、皆本紅美さんというのはあなたかな?」
「え……? あ、は、はい!」
声をかけられた方へ振り向くと、そこに立っていたのはスーツをパリッと着こなしたインテリ風な男性だった。
「あ……なたは……もしかして、朝比奈社長!?」
どこかで見覚えのあるその顔に、紅美の記憶がフラッシュバックする。