甘いヒミツは恋の罠
「アルチェスのブース、結構な人気じゃないか」
朝比奈社長は、アルチェスのブースに集まっている客を満足げに眺めながら言った。
「よかったらご案内します」
「あぁ、よろしく頼むよ」
(社長、私のことなんてきっと覚えてないよね……?)
朝比奈社長はアルチェス専属デザイナーがデザインしたアクセサリーのコーナーで、興味深そうにショーケースを見入っていた。
「デザイナーKoumi Minamotoって、このネックレスは君がデザインしたもの?」
「はい、一度朝比奈店長にバランスが悪いって言われてしまって……それで自分なりに色々考え直してみたんです」
「うん、確かにいい出来栄えだ。さっきからこのネックレスが気になってるお客さんもいるみたいだしね」
「本当ですか!?」
紅美は驚きと嬉しさのあまり、声が上ずってしまった。
朝比奈社長は、アルチェスのブースに集まっている客を満足げに眺めながら言った。
「よかったらご案内します」
「あぁ、よろしく頼むよ」
(社長、私のことなんてきっと覚えてないよね……?)
朝比奈社長はアルチェス専属デザイナーがデザインしたアクセサリーのコーナーで、興味深そうにショーケースを見入っていた。
「デザイナーKoumi Minamotoって、このネックレスは君がデザインしたもの?」
「はい、一度朝比奈店長にバランスが悪いって言われてしまって……それで自分なりに色々考え直してみたんです」
「うん、確かにいい出来栄えだ。さっきからこのネックレスが気になってるお客さんもいるみたいだしね」
「本当ですか!?」
紅美は驚きと嬉しさのあまり、声が上ずってしまった。