甘いヒミツは恋の罠
「朝比奈さんとキスしたの、初めてじゃないのに……初めてするみたいです」
「そういう可愛こと言うなよ……いじめたくなる」
「もう! 朝比奈さんの意地悪」
紅美は、わざと頬を膨らませて眉を歪めてみせる。けれど、視線が合うとおかしくなってお互いに笑みをこぼした。
「紅美、今から一回だけ言うことをよく聞けよ?」
「はい」
「……好きだ」
ドクンと心臓が跳ねる音が鼓膜に響く。紅美は呆然となりながら何度も脳裏でその言葉をリピートした。
「あ、あの! もう一回――」
「い・や・だ」
「いいじゃないですか! 減るもんじゃないし」
「ったく、相変わらず色気のないやつだな。なぁ、キスの続き……したいんだけど?」
朝比奈の瞳が怪しく艶めくと、紅美の服に手をかける。するするとスカートをまくりあげ、朝比奈の手が淫靡に紅美の肌の上を這った。
「そういう可愛こと言うなよ……いじめたくなる」
「もう! 朝比奈さんの意地悪」
紅美は、わざと頬を膨らませて眉を歪めてみせる。けれど、視線が合うとおかしくなってお互いに笑みをこぼした。
「紅美、今から一回だけ言うことをよく聞けよ?」
「はい」
「……好きだ」
ドクンと心臓が跳ねる音が鼓膜に響く。紅美は呆然となりながら何度も脳裏でその言葉をリピートした。
「あ、あの! もう一回――」
「い・や・だ」
「いいじゃないですか! 減るもんじゃないし」
「ったく、相変わらず色気のないやつだな。なぁ、キスの続き……したいんだけど?」
朝比奈の瞳が怪しく艶めくと、紅美の服に手をかける。するするとスカートをまくりあげ、朝比奈の手が淫靡に紅美の肌の上を這った。