かくれんぼ。

ガラッと音がして
何故か担任と校長が入ってきた。




「稲葉さん、これは学年行事です。
参加してもらわなければいけないもの
なんですよ？」





ハゲの言葉なんて無視。




…と言いたいところだけど親に言われたりなんかしたらとんでもない。





「あー…わかりました。ただし条件があ
ります。私はその紙に自分の名を記入
しません。それと、ケータイは持って
いきます。この条件をとおしてくれる
のなら構いませんが？」





「…いいでしょう。
明日は休まないでくださいね」




少し作り笑顔を見せながら
校長は教室を出て行った。