かくれんぼ。
ちなみに、江野は委員長。
コイツが参加しろとか言ったから
こーなったんだし、
私は絶対協力しないっっ‼︎
「でね、咲ちゃんに聞きたいことがある
んだけどさ、黒板に殴り書きしてあっ
たアレ、咲ちゃんが書いたよね?」
確信した言い方でマユミが言う。
「…まぁ、そうだけど⁇」
「ここにいる人は、そのメッセージによ
って助けられた人なんだ。咲ちゃんが
殴り書きするときって、あんな字だっ
たから、咲ちゃんかな?って。みんな
あの字があったから、生きてるんだ‼︎
鈴原くんも…渚ちゃんも……蒼ちゃん
も……そして、委員長も」
…そーだったんだ。
あの2分で私がしたことは無駄では
なかったのか。
少し嬉しかった。
「でね、ここからが本題。次のミッショ
ン見た?」
「え、メールきたっけ?」
あぁー…と言いながら
マユミが頭をおさえた。
「1問目クリアした人に送信されるんだ
けど、そのミッションで必要な人数が
6人なんだ。それで、咲ちゃんにお願
いできないかな?って」
き、き……き……、