かくれんぼ。
偽りの言葉を信じますか?
みんなで集合したあの教室へ。
私は走って向かう。
ガラッッ‼︎
勢いよくドアを開けると
そこには
マユミだけが立っていた。
正確に言うと、マユミだけが生きていて
他のみんなは血塗れになって倒れているのだ。
「マ…マユミ?」
「…あーあっ。もっと楽しみたかったの
に、なんでこーなるかなぁ」
「な、なにしたのっ⁉︎」
「え、なにって…せいこうですの答えを
せいこうだねって言って間違えさせて
鈴原くんとか殴ってきそうになったか
ら殺っちゃった。テヘ☆」
「んなっ…⁉︎」
「まぁいいじゃん、私達以外みんな死ん
じゃったんだしさぁ」
「どういうこと?」
「言葉のとおり。私がみんなを殺しに行
ったの。邪魔だから」
「なんでそんなこと…?」
「だって、最後の一人になったら時間が
余ってても自動的に勝ちになるんだも
の。殺すでしょ、普通」