Flicken Geist
第2ラウンド
その距離、僅かに数メートル。

コートニーはバレットM82を構えてトリガーを引く!

コートニーの姿が霞むほどの発砲煙と共に、撃ち出される12.7ミリ弾。

ガイストは物陰に飛び込んでこれを回避する。

真っ向から勝負などできない。

掠めるだけで肉を削ぎ落すような威力だ。

至近弾を食らえば内臓が体内から噴き出してしまう。

「出て来なさい…私と勝負するの…」

バレットM82のマガジンを交換するコートニーの息は上がっていた。

傷が痛むのか、それとも体力に余裕がないのか。

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