Flicken Geist
『非正規の殺しの依頼だが、報酬は十二分に支払うし、最低限の装備品はこちらで準備する』

「そういうアンタは誰だ。ゴーストの暗殺を依頼するって事は、ペンタゴンの回し者か」

『余計な詮索は無用に願おう』

「素性の知れない奴からの依頼は受けない。俺も商売で傭兵をやってるんでな」

言い放ったガイストに。

「!」

突然入ってきたバラクラバとACU(戦闘服)姿の兵士達が取り囲み、銃口を向ける。

『拒否は許されない。依頼を受けるか、ここで永久に黙っていてもらうか、二つに一つだ』

「……」

兵士達を睨むガイスト。

如何に彼が凄腕の傭兵とはいえ、拘束されて丸腰の状態では勝ち目がない。

「…条件がある」

『…言ってみたまえ』

スピーカーの声と共に、兵士達は銃を引いた。

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