Flicken Geist
MARK23は右大腿部のホルスターに収め、M4カービンを握る。

ついでに気絶した兵士から予備の弾薬もあるだけ頂く。

出来る限り交戦は避けて、目的のみを遂行したい所だが、この施設に陣取っているのは百戦錬磨の傭兵達だ。

数多くの戦場を渡り歩き、実戦を経験している分、訓練だけで実戦経験のない正規軍の兵士より手強い事がある。

自分も傭兵であるだけに、ガイストは傭兵の怖さをよく知っていた。

とてもじゃないが、丸腰で渡り合える相手ではない。

銃だけは、いいものが手に入れたかった所だ。

運が良かった。

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