カタコイモノガタリ。
中庭についた私とみどりは、花壇の前にある椅子に腰をかけた
「「いただきます」」
サンドイッチを頬張る私に、みどりが唐突に問い掛ける
「美夜、まだとーきさんの事好きなの?」
「げふんっけほっけほっ」
サンドイッチが器官に入ったのか、むせる。
私が三年目片想いに突入した相手の名前。
遠堂 桃希 幼馴染みの大学生、20歳。
彼女がいるのがこの間発覚して、みどりに打ち明けたばかりだった。
みどりは優しいけど、イヤミでこういう事を言う子ではないことを私は知っている。
つまり。
ド天然なのである。
「イヤミで言ってくれると助かるのに」
はぁ。と大きなため息をついて、みどりに向かって苦笑いする。
みどりには、本当にかなわない。
「えぇ!?まだ諦めてないの!?」
「率直過ぎ、みどり」
確かに、三年も片想いをすると、他の人は目に入ってこなくて。
なんとか諦めようと学園の王子様とかに目を向けてみたりもしたけれど、やっぱり桃希兄さんが頭の中をよぎる。
彼女がいる事を知っていてもなお諦められなくて、ズルズル引きずって三年目。
我ながら呆れるほどに馬鹿げてる
「もー。きょ……」
ポーンポーンと
ボールの跳ねる音がすぐ近くでした。
「「いただきます」」
サンドイッチを頬張る私に、みどりが唐突に問い掛ける
「美夜、まだとーきさんの事好きなの?」
「げふんっけほっけほっ」
サンドイッチが器官に入ったのか、むせる。
私が三年目片想いに突入した相手の名前。
遠堂 桃希 幼馴染みの大学生、20歳。
彼女がいるのがこの間発覚して、みどりに打ち明けたばかりだった。
みどりは優しいけど、イヤミでこういう事を言う子ではないことを私は知っている。
つまり。
ド天然なのである。
「イヤミで言ってくれると助かるのに」
はぁ。と大きなため息をついて、みどりに向かって苦笑いする。
みどりには、本当にかなわない。
「えぇ!?まだ諦めてないの!?」
「率直過ぎ、みどり」
確かに、三年も片想いをすると、他の人は目に入ってこなくて。
なんとか諦めようと学園の王子様とかに目を向けてみたりもしたけれど、やっぱり桃希兄さんが頭の中をよぎる。
彼女がいる事を知っていてもなお諦められなくて、ズルズル引きずって三年目。
我ながら呆れるほどに馬鹿げてる
「もー。きょ……」
ポーンポーンと
ボールの跳ねる音がすぐ近くでした。