姫と王子のLOVE STORY
「おう。」




「了解。」





夏帆が的確に指示を出す。





「つかさ君、本当にごめんね。


すぐ病院連れてくから…」





つかさ君は少し痛みが引いたようだがまだ腕に手を当てている。




腕…か。




「全然大丈夫です。


こんな傷ぐらい、どうってこと…っ!」





立ち上がろうと手を地面につけたがすぐに腕の痛みに顔を歪めた。





「座ってていいから!誠、まだなの?」




夏帆があわてて言う。



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