姫と王子のLOVE STORY
「麗紀ちゃん?」





と聞き覚えのある声に呼ばれた。





振り向いて確認する…





「たつきさん!?」





たつきさんとは夏帆のお父さんの事。





「やっぱり麗紀ちゃんだ…どうしたんだい?




今日は大事なことがあるんじゃないっけ?」





たつきさん知ってたんだ。






夏帆から聞いたのかな?






「そうなんです!
それで、その時に床が滑って相手を本気で蹴っちゃってたんです!
お願いです、彼を助けてください!」


「ちょ、ちょっと落ち着こう、麗紀ちゃん。
付き添いの人は他にいるかい?」




「楓がいます。
でも、とにかく先に彼をみてください!」



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