姫と王子のLOVE STORY
「じゃあみんなでパーティー会場へ
移動しよ…」


プルルルル…


だれじゃい私の声を遮ったやつは!!


ん…私の携帯?


「誰だろ…」


なんと電話をかけてきたのは


「お母さん!?」


「「母さんだと!?」」


私の声にお兄ちゃん達も反応する


「で、でるね…もしもし、お母さん
どーしたの?」


『あらっ、麗紀ちゃん元気ー?』


スルーかい!(笑)


「元気だよ!んで、どーしたの?」


『朔ちゃんと彰ちゃんに電話したんだ
けどでなかったのよー。麗紀ちゃん
お兄ちゃん達の居場所わかるー?』


ギクッ


その質問には答えがたい…


あの子供大好きな人が来たらパーティー
がめちゃめちゃになるのは目に見えて
いる。


「…知らないよ?」


しまった!ちょっと沈黙長かったかな?


『そうなのー?うーん、分かったわ』


おっ!うまく騙せたみたい!!

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