姫と王子のLOVE STORY
「うえっ」


「ぐへっ」


「っ、うわ!」


上から私、朔兄、彰兄の変な声が漏れる


「なんで変な声出すのよー!」


「…あ、あのー。」


「へっ?ん、ん、ん''ー!?何この人!
めっちゃかっこいいんですけど!」


「お母さん…」


もう疲れた…早く何処かへ行きたい…


「麗紀のお母さんとお父さんですか?」


「そうよー!礼儀正しくていい子ね!
麗紀ちゃんの彼氏?」


なぜそうなる?


「はぁー、違うよお母さん。
つかさ君は鎧王ってとこの族の総長で、
昨日同盟を組んだの」


「つかさ君っていうのねー!
私は華蓮よ!よろしくね!!」


聞いてねぇし!!


どアホかこの人は!


「あ、よろしくお願いします」


つかさ君は優しいな。


こんなめんどくさい人たちにもいつも
通り接してくれている。


「で、こっちは麗紀ちゃんのお父さん
の賢司よ!」

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