姫と王子のLOVE STORY
「もう購買やってるかな?」





と私が質問すると、





「今、販売開始2分前」





と翔太から返事が来た。





「げっ!購買行かなきゃメシがない!!




早く行かないと売り切れる!!!」






この高校は12時ぴったりに授業がおわり、昼休みになる。





そして購買の時の人だかりは甘く見てはいけない






それはまさに……カオスだ





「じゃあ…私の分も買って来て!」





私がそう頼むと、






「は?なんで麗紀の分も買ってこなきゃいけないんだよ」






「だって…女の子だから?♡」





「だから?




って…お前、見た目は女だけど中身は男じゃんか!




何が女だから?♡だよ!





♡つけても俺には効かねえぞ、自分で行け!」





「ひどっ、このバカえで!」





「バカえで?!?!」



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