小さなタカラもの〜奇跡のお姫様〜
お正月の告白
学校も全く行かず、男を取っ替え引っ換えしていた私。
狂った様に遊び、終いには家出までする始末。
私は飽きられた。
みんなから。
舞や弥生達とも遊ぶ。
でも。
「…澪また私の男取ったやろ?」
なにかしら理由をつけて喧嘩する。
そして噂を流し都合のいい時は
「私ら親友だもんね♡」
なんて言ってくる。
私なんか都合の良い奴。
その時は一人になるのが怖くて一緒に居た。
とある日の大晦日。
小さい頃からお世話になっていたお兄ちゃん的存在の
原 隼人くん。
とメールしていた。
「なんしよん?笑
隼人」
「紅白みよるよ(爆笑)」
〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪
電話が鳴り響く。
ディスプレイを見ると隼人くんからだった。
「しもしも〜笑どうしたの?原くん」
「…俺、澪が好きやわ」
突然の告白。
とりあえず私はOKした。
毎日メールした。
毎日、愛してる。
ってお互い言いあった。
隼人くんとも体を重ねた。
毎日、学校も行った。
辛かったけど、乗り越えられた。
ある日……。
舞の元カレの勇美から電話が来た。
男友達とはかなり仲良かったし、舞や弥生みたいに恨まれてはなかった。
男はみんな最初に騙される。
舞や弥生の本性を知ったら必ずと言っていいほど私に来る。
それを気に食わない2人。