小さなタカラもの〜奇跡のお姫様〜
産婦人科に行くと、小さく映る赤ちゃん。
私は実感したんだー。
お腹に赤ちゃんがいるんだ。
「お願い‼︎赤ちゃん産みたいの‼︎」
毎日頭を下げた。
叔父が出所し、結婚して子供がいる。
叔父は。
「反対もせんし賛成もしない。ただ金がものすごくかかる。それでもやっていけるのか?」
「澪?赤ちゃん生むことは簡単なの。でもね?育てるのはとても大変なの!澪には苦労して欲しくない。もっとあそんで欲しい。でもね?産むのも勉強だし私たちはなんともいえない…」
と叔父夫婦は言った。
私だってわかってる。
17歳で妊娠して18歳で子供を育てる事がどれ程大変か。
「そんなに産みたいのなら自分達でやって行きなさい。それと入籍だけはしなさい」
と数ヶ月に及ぶ説得に成功した。
この時、妊娠3ヶ月の終わり。
私は、ありがとうと言って。
頭を下げた。