恋物語



「金子ーーーーー!」


「なんですか…先生…」



授業も終わって、教室を出るのが最後だった私は鍵を職員室に届けたところ担任の深井先生に捕まってしまった。


職員室だとあれだからと廊下に出される…。




ものすごく嫌な予感がする…。
まぁ、心あたりがあるからなんだけど。




「この前のテスト…」

「ああーーーーー!思い出したくない!わかってますから先生!!」




私は先に大きな声で先生の言葉をさえぎった。
だって、わかってるんだもん。
テストの結果が悪いってことぐらい。
特に英語。




「金子…」



先生は呆れたようにため息をついた。


でも、わかってるけどどーしようもないだもん。
わからないものはわからない!


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