有名店の店員さん

「ふふふ、ごめんねぇ。体が出来るまで待っててね!このビンの中で見ててよ」

すると視界は暗転した後に透明な何か…ビンに入れられた

それに何故か声も出ない

「あ、そうそう。僕のこと言ってなかったね。薄々思ってた事に近いよ。僕は悪魔だ、人形悪魔」

人形悪魔……

「そ、他にもいるよ。料理悪魔とか雪悪魔とか…。全部人材が大切なんだよー!人間ほど良い人材はないしね」

…私を殺さないの?

「殺す?まさか!君を殺すことなんてしないさ。僕はね、最初の人形は助手にするって決めてたんだ。唯葉ちゃんは臆病だけど素直で器用そうだから仕事もすぐ覚えてくれそうだし」

…貴方は私を必要としてる?

「うん。君の家族とは違うよ、僕は唯葉ちゃんがほしい」

!?…なんで、家族のこと知ってるの?

「あー、ごめんね。魂を抜くときだけは記憶が見えちゃうんだ。前見た失敗作のは犯罪まみれの汚い記憶だったよ。やっぱり人間は醜いものだね。それに短命だから悪魔と共存なんて無理な話。でも、君を悪魔にすることは魔界の法律に違反しちゃうから、人形にするんだ」

…法律とか、あるの?

「あるよ、1000条以上」

うわー……

「ところで…もう、怖くないの?」

うん、私のことを必要としてくれるなんて無かったし、貴方は私を殺さないで一緒に居てくれるんでしょう?

「うん…もちろんだよ」


死臭が辺りに漂う中、私達が赤の他人から上司と部下になった頃、彼女の唯一の親友は……

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