ハンナの足跡
「そうだよ。ハンナ何処にいるんだ?」
「へへっ。自分で赤ちゃんにミルクあげに行ってますよ。先輩も来てください。」
僕と西島は小さい子供のように大人気なく廊下を駆けた。途中で看護師に怒られたりした。
「ほら、あそこ!ハンナ、ミルクあげてるでしょう?」
「おお、ホントだ。元気になったんだな、ハンナ。」
「俺もほっとしましたよ。一時はどうなることかと思って。まったく、危なっかしくて仕方ないですよ、ハンナは。」
「そこが、ほっとけないんだろ、お前にしてみれば。」
「それはお互い様ですよ、先輩。」
僕達はまた、いつものようにハイタッチした。
「そういえば、バタバタしてて、男か女か聞いてなかったな、俺…」
「女の子です。女の子。」
「へへっ。自分で赤ちゃんにミルクあげに行ってますよ。先輩も来てください。」
僕と西島は小さい子供のように大人気なく廊下を駆けた。途中で看護師に怒られたりした。
「ほら、あそこ!ハンナ、ミルクあげてるでしょう?」
「おお、ホントだ。元気になったんだな、ハンナ。」
「俺もほっとしましたよ。一時はどうなることかと思って。まったく、危なっかしくて仕方ないですよ、ハンナは。」
「そこが、ほっとけないんだろ、お前にしてみれば。」
「それはお互い様ですよ、先輩。」
僕達はまた、いつものようにハイタッチした。
「そういえば、バタバタしてて、男か女か聞いてなかったな、俺…」
「女の子です。女の子。」