ハンナの足跡
 ハンナは僕に約束をして、帰った。僕が渡した、西島の連絡先が書いてあるメモを持って。ハンナは自分で西島に連絡を取り、会って返事を伝えると、僕に約束した。今日か明日。西島の待ちわびた言葉を、ハンナは告げる。
 その夜、僕は朋子を呼んだ。会いたくて仕方なかったから。一晩中、朋子に甘えていた。
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