SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
6
あの夏の日から1年ちょっとの間、俺は、君を失った喪失感に耐え続けた。
辛かった。
苦しかった。
携帯電話に残った君の電話番号を押しそうに、何度もなった。
君に会いたくて仕方なかった。
君が無邪気に話す声を聞きたくて仕方なかった。
君の優しい笑顔が見たくて仕方なかった。
君を好きになっていた事に気付くのに、そんなに時間は必要なかった。
・・・・・・でも、自分から振ったのに好きになったなんて、そんな都合のいい事、言えないと思った。
時がすぎれば、この思いは消えると思った。
・・・・・・でも、1年たっても、思いは消えなかった。
辛かった。
苦しかった。
携帯電話に残った君の電話番号を押しそうに、何度もなった。
君に会いたくて仕方なかった。
君が無邪気に話す声を聞きたくて仕方なかった。
君の優しい笑顔が見たくて仕方なかった。
君を好きになっていた事に気付くのに、そんなに時間は必要なかった。
・・・・・・でも、自分から振ったのに好きになったなんて、そんな都合のいい事、言えないと思った。
時がすぎれば、この思いは消えると思った。
・・・・・・でも、1年たっても、思いは消えなかった。