SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
7
肌寒くなってきた秋の初め、部屋に差し込む夕焼けを見ながら、ぼんやりとしていた。
その時、俺の携帯が鳴った。
知らない電話番号。
取ると、男の声だった。
『すみません、こちら救急隊員ですが、先程女性が倒れまして、
こちらの電話番号が登録されていたので電話を掛けさせて頂いたのですが...。
滝島正道さんでよろしいでしょうか?』
話を詳しく聞くと、その女性の持っていた携帯番号だけで、
財布など、身分を証明する物は一つも持っていないと言う。
その一番目の登録に、俺の電話番号が載っていたと言う。
倒れていた住所が、君の家に近かった。
その時、俺の携帯が鳴った。
知らない電話番号。
取ると、男の声だった。
『すみません、こちら救急隊員ですが、先程女性が倒れまして、
こちらの電話番号が登録されていたので電話を掛けさせて頂いたのですが...。
滝島正道さんでよろしいでしょうか?』
話を詳しく聞くと、その女性の持っていた携帯番号だけで、
財布など、身分を証明する物は一つも持っていないと言う。
その一番目の登録に、俺の電話番号が載っていたと言う。
倒れていた住所が、君の家に近かった。