SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
11
披露宴は行わなかった。
極度の緊張に君が耐えられるか心配だったという理由もある。
結婚式の後、友人たちを呼んだ小さなパーティーを開いた。
『おめでとう。』
バイキング方式で、料理が並べられている。
男性はスーツを着、女性は色とりどりのドレスみたいな服を着ている。
君は、白いウエディングドレスを着ていて、良く似合っている。
『滝島さん、写真撮りたそうな目をしていますね。』
君の親友の永井真由穂さんが話しかけてきた。
『分かりますか?しずくを撮りたくて、手がウズウズしているんですよね。』
永井さんは笑う。
『しずくちゃんの載った写真集見ました。
とても綺麗で、幸せそうで、良かったです。』
『真由穂ちゃんったら、本物より綺麗だなんて言うんだよ。』
君がすねた表情を見せたので、俺と永井さんは顔を見合わせて、笑ってしまった。
極度の緊張に君が耐えられるか心配だったという理由もある。
結婚式の後、友人たちを呼んだ小さなパーティーを開いた。
『おめでとう。』
バイキング方式で、料理が並べられている。
男性はスーツを着、女性は色とりどりのドレスみたいな服を着ている。
君は、白いウエディングドレスを着ていて、良く似合っている。
『滝島さん、写真撮りたそうな目をしていますね。』
君の親友の永井真由穂さんが話しかけてきた。
『分かりますか?しずくを撮りたくて、手がウズウズしているんですよね。』
永井さんは笑う。
『しずくちゃんの載った写真集見ました。
とても綺麗で、幸せそうで、良かったです。』
『真由穂ちゃんったら、本物より綺麗だなんて言うんだよ。』
君がすねた表情を見せたので、俺と永井さんは顔を見合わせて、笑ってしまった。