SHIZUKU ~ 透明な朝露に抱かれて ~
5
何枚も何枚も君を撮り続けた。
会うたびに、君はどんどん綺麗になっていく。
君の視線がいつも俺を見る。
君の目が、愛しげに俺を見つめる。
『ごめん。』
俺の突然の言葉に君は驚いた表情を見せた。
『俺、しずくさんの気持ちに応えられない。』
波の音が弾けた。
夕焼けの美しいオレンジの色に染まった君の瞳に耐え切れず、俺はそう言った。
空の色を海は映していて、白く黄色く輝く泡が、君の裸足の足を濡らしていた。
会うたびに、君はどんどん綺麗になっていく。
君の視線がいつも俺を見る。
君の目が、愛しげに俺を見つめる。
『ごめん。』
俺の突然の言葉に君は驚いた表情を見せた。
『俺、しずくさんの気持ちに応えられない。』
波の音が弾けた。
夕焼けの美しいオレンジの色に染まった君の瞳に耐え切れず、俺はそう言った。
空の色を海は映していて、白く黄色く輝く泡が、君の裸足の足を濡らしていた。