何度でもキミに初恋を
篤史はそんな俺をじっと見ている。

『…なに?』

『…いや、別に。』

『……』

『剣人さ…』

『…なに?』

『…なんでもない』



『ごめん、購買行ってくるわ』


俺はのろのろと立ち上がる。

篤史は、着いてはこなかった。


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