何度でもキミに初恋を
やっと交代の時間がきて、店の方で案内係の子が

『剣人くんは今から休憩に入ります。次の出勤は3時です』

と説明している。


『えー、並んでたのにー』

『剣人くん、いないのー』


という女の子たちの文句が聞こえてきて、俺は一瞬『怖い』と思ってしまった。



『メインステージ見に行かね?』

篤史が声をかけてくる。

篤史も指名をたくさんもらって少しげっそりしたようだ。


『行くか』


俺たちは着替えて歩き出す。



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