何度でもキミに初恋を
気持ち
はぁ
はぁ
はぁ…



私はドレスのまま、床に座り込む。


剣人に手を引かれて、走り出した私たちは、ウェディングドレスで校内を走る何かのイベントと間違われて、追いかけられてしまった。



みんなから逃げるために、走って走って、たどり着いたのは四階の視聴覚室だった。


黒いカーテンがひかれた視聴覚室はうすぐらくて、ひんやりとしている。



ウェディングドレスは走るためのものじゃない…
私は痛感する。



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