何度でもキミに初恋を
しばらくそのまま剣人を見ていた。


呼吸は落ち着いたのに、なんだか胸の動悸がおさまらない



でも…

今しかない。

今、聞くんだ。



聞きたいことがいっぱいあった。


どうして私たちはここにいるの?
どうして私を連れてきたの?
どうして冷たくするの?



私は、勇気を出して立ち上がった。

そして、ゆっくりと剣人に近づく。






< 137 / 143 >

この作品をシェア

pagetop