何度でもキミに初恋を
グラウンドを走り回るサッカー部の部員たちがみえる。


白と黒のサッカボール。


俺はすぐに目をそらす。




すずがちゃんと解けているか、チェックすることに集中する。



すずの頭からは今にも湯気がふきだしそうだ。


ふいに、すずのその小さな頭を撫でてやりたくなる。


そして、自分で自分に言い訳をする。


脳みそがどれくらい入ってるか、知りたかっただけ…



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