何度でもキミに初恋を

お見舞いに行った日から、一週間が過ぎていた。




剣人の部屋から、どうやって自分の部屋に帰ってきたかわからないくらい、私はあの日混乱していた。


そして、結局私は一睡も出来なかった。
こんなことは生まれて初めてだった。


次の日も、朝から私はずっとそのことばかり考えていた。



『どうして、あんなことをしたの？』


今までだったら、不思議に思ったことや疑問に感じたことは、素直に誰にだって聞けたのに…。


わからないなら、本人に直接聞けばいい。


今までだって、ずっとそうして来たんだから…


だけど…