青春時代!


「きょうつけ、礼」

「「ありがとうございました」」


ガタガタとどの生徒も教室から出ていく



まだ、知らない顔ばっか。


部員全員覚えられるかな....。





「....おい。」

「わっ、びっくりした!!」



後ろからの声に振り返る



「なんで、バスケ部じゃないんですかー。」



「....譲った。」

なんか涙がにじんだ


別に、空を譲った、ってわけじゃないのに


「おまえは....それでいいの?」



「....。」


いいわけないじゃん。


でも、無理だ。


私は、

空より雷の意思を選んだ。






「涙流すと目腫れるだろ」

グッ


いきなり二宮が


私の握り締めてた拳を掴んで



その私の手を私の目にあてて



ゴシッ


「っ、....ば、ばかっ!

そーゆー時はあんたの手で....」



「俺の手が汚れんだろ ばーか」


ベーッと舌を出して二宮は帰った




「慰めになってねーわ。。」





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