青春時代!
「愛ちゃーん!」
「あ、ここちゃん!お疲れー!」
教室の前で待ってるとここちゃんが来た
「お疲れ~!どうだった?」
「サッカー部は知らない人ばっかよ!」
「野球部は、知ってる人多かったよ!」
なんて話してたら
「2人とも~!お待たせです!」
雷が出てきた
「お疲れ!雷!どうだっ....」
ガラッ
私のいいかけていた言葉は消えた
心臓がドクンッって言った
それが聞こえた
「高橋!日誌忘れてるし。」
「あ~!ありがとう!」
バチッ
教室から出てきた人と目が合った
時間が止まったかと思った
「空!」
雷の声に 空 は振り返り
「あぁ」
この時期、男子の声は低くなるものなんだ。
身長もすごい伸びた。
会いたかった....。
「あ、っと....愛!」
雷が私と空の気まずい雰囲気に、
私の名前を呼んで空を見る
「ごめん高橋、俺用事あるからまたな」
ズキッ
「え、あ、うん!」
雷は返事をした
やっぱり、私には何も....
「愛ちゃん、大丈夫?」
ここちゃんが心配そうに私の顔をのぞき込んだ
「ぜ、全然!大丈夫大丈夫!」
過去を消したいって
心から思った