青春時代!
「ええぇ!?雷彼氏いるの!?!?」
とてつもなくびっくりしたけど....
なんとなく噂で聞いた気がする。
「も、もしかして....みーくん?」
「なーんだ!知ってるじゃん?」
いつの間にか笑顔は戻ってた
「そう、みーくんだよ」
みーくん、朽山瑞(くちやま みず)は
通称みーくん。
小さくて。確かクラブで剣道をやってたっけ。
私は苦手なタイプの人
自分のことみーくんとか呼ぶか!?普通!
だけど、雷の前だとすごい
笑顔が優しかったんだよね....。
「もしかして6年の時から?」
「うん!卒業式の日に告白されたー」
目線を逸らしてほっぺをかきながら答える雷
「えー!ロマンチック♡」
「でも、あんま好きじゃないんだよね」
「え、そうなの!?」
「付き合う前は
友達、にしか見られなかったからさ」
「意外....。」
「そうかな?愛面白い!」
クスッと笑う雷。
こんな可愛い子....みーくんとなんて
もったいなさすぎる....。
「もっと、雷にはお似合いの人が居るって!!」
「ありがとーだけどあんま居ないもんだよ」
「絶対、イイ人見つけてくるからね!!!」
・ ・
その私の言葉が雷の運命の相手を2人も
見つけてきてしまったのだけれど。
「あ、私ちょっと提出物あるから!」
「あ、おっけー!またね!」
「うん!ばいばい!」