青春時代!
「体育祭なんてやりたくないよ〜!!!」
下のグラウンドに向かって叫んだ
もうとにかく
やりたくない。
もう2週間前
怪我でもしたいくらい。
ガチャッ
「橘!!大縄跳びの練習!!先生が怒ってんぞ」
私が一人で屋上でたわむれてた
ら、
扉から入ってきたのは
「大関....。迎に来てくれたのは嬉しいけど嬉しくない....。」
「はぁ??てかいくぞ」
「む、無理無理無理無理!!!」
私が顔の前で全力で手を振った
「私、ただでさえ運動音痴なのに
大縄跳びなんて団体種目....絶対引っかかる!!見学!!」
「へーきだよーおまえほんとネガティブだな??」
うぐ....
「大関は運動神経良すぎるからなんでもこなせるんじゃん!!」
私がフェンスに寄りかかりながらため息
「ふーん
ま、あれ見ても何も思わないならいいけど?」
ん。と下のグラウンドを指さす大関
雑音と砂まみれのグラウンド
真下にいるのはうちのクラス....。
「二宮くん、ほんと可愛い〜!!」
「や、やめろって....///」
ピキッ
「な、な....」
緑色のハチマキをつけている二宮
×
青色のハチマキをつけた女
首の当たりを、ツンツンして
笑う
その女は
ハチマキの色あせ方からして1年。
茶髪の髪の毛を結んで
タオルを首にかけて
きりっとした目が真面目....
てか、可愛い。
「橘....目つき怖い
俺そんな見えない」
「視力だけはいいから」
てか、二宮....
なにがや、やめろ....///(照れ笑い)だよ!?
何よ何よ何よ何よ!!!!
ムカつく。
「あの人 C組の野々原猫(ののはらねこ)さん
可愛いよな?俺、すげータイプ♪」
「嵐にチクっちゃおー♡」
野々原、猫....?
ネコ!?
あの切れ長な目つきまさに猫。
「にの、落とされるか「なに鼻の下伸ばしてんのあの....ドチビぃぃぃ!!!!!」お、おい....」
大声で下をむいて叫ぶと
「た、橘....」
くるっと上を向く、二宮
「....っ....」
つられてその猫も上を向く
「橘愛....マネージャー部」
ゾクッ
睨み方、尋常じゃない
「橘、おま、サボり....」
「ち、ちがうし!!!」
「待ってろ
いま行く」
ドキッ
「は、は!?」