青春時代!


「体育祭なんてやりたくないよ〜!!!」


下のグラウンドに向かって叫んだ


もうとにかく


やりたくない。



もう2週間前


怪我でもしたいくらい。



ガチャッ

「橘!!大縄跳びの練習!!先生が怒ってんぞ」


私が一人で屋上でたわむれてた

ら、


扉から入ってきたのは

「大関....。迎に来てくれたのは嬉しいけど嬉しくない....。」


「はぁ??てかいくぞ」

「む、無理無理無理無理!!!」


私が顔の前で全力で手を振った

「私、ただでさえ運動音痴なのに

大縄跳びなんて団体種目....絶対引っかかる!!見学!!」


「へーきだよーおまえほんとネガティブだな??」

うぐ....


「大関は運動神経良すぎるからなんでもこなせるんじゃん!!」

私がフェンスに寄りかかりながらため息


「ふーん


ま、あれ見ても何も思わないならいいけど?」


ん。と下のグラウンドを指さす大関


雑音と砂まみれのグラウンド

真下にいるのはうちのクラス....。



「二宮くん、ほんと可愛い〜!!」

「や、やめろって....///」


ピキッ

「な、な....」


緑色のハチマキをつけている二宮


×


青色のハチマキをつけた女


首の当たりを、ツンツンして

笑う


その女は

ハチマキの色あせ方からして1年。

茶髪の髪の毛を結んで


タオルを首にかけて


きりっとした目が真面目....


てか、可愛い。


「橘....目つき怖い

俺そんな見えない」


「視力だけはいいから」


てか、二宮....


なにがや、やめろ....///(照れ笑い)だよ!?


何よ何よ何よ何よ!!!!


ムカつく。


「あの人 C組の野々原猫(ののはらねこ)さん

可愛いよな?俺、すげータイプ♪」

「嵐にチクっちゃおー♡」


野々原、猫....?

ネコ!?


あの切れ長な目つきまさに猫。


「にの、落とされるか「なに鼻の下伸ばしてんのあの....ドチビぃぃぃ!!!!!」お、おい....」


大声で下をむいて叫ぶと


「た、橘....」


くるっと上を向く、二宮


「....っ....」


つられてその猫も上を向く


「橘愛....マネージャー部」


ゾクッ

睨み方、尋常じゃない


「橘、おま、サボり....」


「ち、ちがうし!!!」


「待ってろ


いま行く」


ドキッ


「は、は!?」


< 209 / 389 >

この作品をシェア

pagetop