青春時代!
「雷、ちょおっと水無月君と話してくる☆」
立ち上がった私の手を掴む、雷
「....大丈夫!いいよ!」
「ーでもっ、」
「返事が悲しかったら立ち直れないから」
ニコッと笑う
「悲しいわけ無いじゃん!!!」
「あ、愛....?」
思わず大きい声が出てた
「あいつが雷のこと嫌うなんて、ない!生まれ変わっても、ない。断定できる根拠も理由もないけど....私は、思うの!!」
ジワッと目に涙がにじむ
「....ー二人がすれ違ったままじゃ、嫌だよ....」
「愛....。わかった
お願いしていい?」
雷は、私の手を掴むのをやめて、
さっきとは違った笑顔で笑った
「ーうん!!!!サッカー部行ってくる!!!」
タタタタタタタタッ
龍め....。
雷にあんな想いさせるなんて、最っ低
ひっぱたいてやる!!!!
「あれ....、橘じゃーん
なにまたそんな眉間にシワ寄せて....」
大関
「そんなシワ寄ってません〜!
てか、部活は....」
「あ、いま休憩休憩」
「ふぅん....とか言って?嵐とー....」
ハッ
頭に浮かんだのは
大関=嵐→龍
ガシッ
「ねぇ!?ねぇねぇ!!!」
「痛い!てかいてぇ!馬鹿力!!」
肩を掴んで、言った
「嵐と付き合ってるんでしょ!?」
「え....まぁ?」
「龍が、嵐とフォークダンス踊ってたの、知ってる!?」
「は?なにそれ....」
「フォークダンス!!!踊ってたんだよ!?」
「体育祭?のとき?嘘だろ?」
「本当に知らないの....?」
「最近、嵐と会ってねぇし....。
龍とはさっき会ったけど」
「龍、知ってるんじゃないの?
嵐と付き合ってること!!」
「知ってる。1番最初に話した」
なんで?龍、知ってて?
てか、雷のこと、好きだよね。
「〜とにかく納得行かない!から来て!龍のとこ!」
グイッ
「だからもっとお手やわらかにやれって!?」
雷の悲しい笑顔が浮かぶ