青春時代!
「雷」警報
「あーあ....。色々ごちゃごちゃなまんま来ちゃった。」
愛も結局
【龍は、悪い奴ではないと思われる】
とかごちゃごちゃなこと言ってたし....。
あーあーあー。
「雷、早く!!!バスきちゃうわよ!」
「分かってるってば。」
ママが1日目のお弁当を作りながら私に言う
ジャージだし、持ち物はタオル、次の日の服、歯ブラシ....と....。
「二泊三日なんて、贅沢よね〜
宿泊するホテル調べたけど、すごく綺麗なとこだったわよ」
「ほんと!?!?」
ジューッという音とにおいから、
卵焼きかな。
「バスケ部からは、誰が行くの?」
「ええっと、空!」
「双子の?」
「そうそう。陸上部としてもう一人の双子、天も行くんだって」
「双子で無料なんてイイわね〜
ほら、お弁当 はい」
「いっぱい食べてくるよ〜夜ご飯豪華らしいよ♡
じゃ、行ってくるね!」
玄関を開けようとしたとき
「あれ、誰かと一緒に行くの?
虹ちゃんとか?」
登校はいつも虹と、雪としてる
「いや、2人とも荷物が重過ぎるから役場(集合場所)まで車だって〜」
「そう?じゃあ、今の人影誰かしら」
「見間違いだよ〜じゃ、電話するからっ出てよ〜」
「はいはい」
ガチャッ
人影。とか言うと、怖いよー....
「荷物、おもっ....」
3日分はさすがに送り迎えが必要かもー....
「高橋」
「....え?」
バッと振り返ると
ジャージ姿で、大きなサンドバッグを
ヤンキーみたいに肩にかけてる
たけ。
「ええ、えっえ!?な、なんで!?」
とにかくパニック。
「〜....迎えに来た....///」
ドキッ
「あ、ありがと....う。」
そうだ。
私達付き合ってるんです。一応。
戻ること、体育祭〜
とにかく泣いてた私に、
肩と頭をポンポンしてくれて。
身長は全然私のが高いのに、無理して背伸びしてて。
手足が震えてた
「分かってる、ーあの告白は、ちゃんとしたものじゃないってこと」
「〜たけ、ごめんなさ「いい」....え?」
たけは、今にも崩れそうな笑顔で
「嘘でも、嬉しい
頼ってくれたこと」
ドキッ
「それに、龍のこと
俺もハッキリさせたいし。
少しだけ、本気で俺と付き合って欲しい
そしたら、龍も動くかもしれないし」
たけのめは本気で。
告白されたときみたい。
「わかった、ありがとう....っ」
私が言うと
クシャッ
「そんな泣きそうな顔すんなよ〜
俺としてはすげ、嬉しいんだぜ?
好きな女と、お試しでも付き合える事」
頭を、クシャッとされた
本当にイイ人だな。
って思った