青春時代!
ドクンッドクンッ
心臓の音が聞こえるくらい近い。
「すみません、歩けます?」
「は、はい!肩借りてますし!!」
「良かった....」
ホッとした彼の笑顔にまた胸が鳴った
確か、名前、入野....航だっけ?
同い年....だよね?
「あの、入野....さんは、1年ですよね?」
「はい、てゆーか同じクラスですよね?」
お....なじ....?!!?
「同じクラス!?1C!?」
「はい、クラスで自己紹介も、しましたよね?」
バカやった。
最悪。恥ずかしい。
私がオドオドしていると、
「糸乃雪さんですよね?席、ななめまえの」
わぁ、しかもななめまえ!?
「な、名前、覚えててくれたんですね、」
「すごい、名前と顔が一致したんで」
「それって....」
「雪みたいに白くて、ふわふわしてるなって」
その瞬間、わかった
顔の温度が一気にあがって
赤くなるのが