青春時代!

「龍」が如く




俺の人生はとにかく

【2番目】

だった。




同い年で同じ性の、いとこ


水無月尚(みなつきなお)とは、


小学校の時から同じ学校で


双子でもないのに比べられてきた。



女にモテる のは、どっちもどっちくらいだったけど。


アイツのが断然タラシだし。とにかく仮面の取り外しが上手い奴。

優しい。スマート。頭がいい。の仮面を毎日取り外しして。


飽きたら別れてーの繰り返し。


でも、成績も運動神経もサッカーも親からの信頼も、女の扱いも


尚のが上だった。


それがいやだった。


だから、中学になったら絶対


何か でアイツを抜いてやるって思ってた





でも、勉強で無理だと断念した俺は、



真面目から問題児に走ってた


小6の卒業のときなんか、

茶髪だったし、机に立ったりしてたし。



こんなんじゃダメだって思ってながらも





尚に近づけなかった




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