青春時代!

「愛」MAX




「あ゛〜お腹いっぱい」

「愛、死ぬほど食べてたもんね....」

部屋に戻って、

私が転がりながら言うと


雪に突っ込まれた


「そんなことないよ〜!

みんなだって意外と食べてたよ。」


「私、何も食べてません〜」

ちょうど帰ってきた、ポロ


「ええっ、まじで!?」

「朝ごはんいっぱい食べるからいいもん」


時間的に、遅いし

と言いながら、笑うポロ



なんか、悪いこと言っちゃったな。


「ま、そろそろお風呂行こうっ!

着物も疲れたし、今度は浴衣!

これはみんな同じみたい!淡い緑に、帯は白だね。」


道の声にみんな、準備をしだす


「温泉楽しみだぁ。」

霞ちゃんは、浴衣をたたみながら言う


カチャッ

9人みんなで、ドアを開けた


廊下を歩いていくと、女湯というのれんがあった




そこから、温泉に入るまでは


あっとの言う間。


露天風呂は景色が綺麗過ぎて

星が、一面に見える


「ふぁぁぁ気持ちいい」

雪はなんだかんだ1番くつろいでる


「美容効果ありだって〜!」

温泉につかりながら、CMみたいにつぶやく虹ちゃん


「愛〜!おいで!」

雷に呼ばれて、シャワーの方に行くと


ざっと並べられた大量のシャンプー、リンス、ボディーソープ、トリートメント。


「わぁ、すご!!!」


「これで二宮君を落としなさい(´^∀^`)」

「はぁっ!?///」

雷はにやっと微笑んで


「これなんか、いいんじゃない?

ストロベリーの香り。


わぁぁ、いい。」

香りをかいで、微笑む


「で、でも....その」

パシャッ


「一夜限りなんだから楽しみなさいっ」

「雷ぃぃぃぃ!?」




-上がりました-


「わぁ、雷とここちゃん、めっちゃ髪の毛ストレートになってる!」


「お風呂上がりは大体ね〜」

「ね〜」

二人とも、天パがストレートになってて

これはこれでとても可愛い


「愛、めっちゃストロベリー」

道にいいな、と言われた

「これで二宮も落ちるな」


「そーゆー雷は、レモンでしょ全身」


「レモンめっちゃ好き。

レモンパイでハマった〜!」


にあってるから、いいんだけどね?


のれんをくぐって、

外に出ると


自販機にアイスクリームが売ってた



「あ、みんな先に行ってて!」


「わかった〜迷子ならないでよ!」


嵐が珍しく口を開いた


「なりませんよーっだ」


みんな女子だなって思った後ろ姿を見て



自販機で止まったのは、


ポロに買うため。


さすがに夕食抜きはキツイなって思ったから



「何がいいかな....シャーベットかな。」

チャリンッ


ピッ ガコンッ


「私も買っちゃおっかな....。」

思わず思って、財布をもう一度開けると



残りわずか、58円しかなく。


「諦めよ....」




「おごってよ、橘」

「に、....!?」


「二宮です(*^^*)」

なんか、上機嫌。


てゆーか、


浴衣オソロだし(みんな同じだけど)、

髪の毛濡れてるし。

お風呂上がり?なんかイイ香りする


それにそれにそれに

天パがストレート。やば。


ツボに落ちた。


「自分で食うの?

あんな夕食がっついてたのに」

「見てたの!?///

てゆーか、これはポロに。」


「ふーん、それで自分も買おうかなって思ったら58円か」


「返す言葉がありませんよーだ」


「ー俺も今金ねーから

明日おごってやるよ」

「え、いいの!?ありがとうっ!」


私が言うと


少し、目を見開いた


「あれ、....シャンプー?」


濡れ気味の私の髪の毛を触って、


香りをかぐ

二宮



「わわわわわわわわわわっ!?///」


「ごめ....///」

口を押さえて、戸惑う彼


「今日の俺、おかしいわ」


ドキンッ

「ほら、帰んぞ部屋

枕投げやるみたいだしさ」


「ええっ、ちょっと、速い!」


慣れないゲタをカタカタしながら私が追うと


「転ぶぞ」


ギュッ


「い、いいよっ!?///」

手を掴まれて、離そうとしたら


「別にいいだろ誰もいねーし」


「〜二宮 やっぱり変。」


私が言うと



「橘のせいだろ」


ドキンッ


急に止まる、足



「わ、わたし?」

クシャッと髪の毛をかきあげて、

「男はなぁ、お風呂上がりの女に目がねーんだよ。

気をつけろ」

ドキンッ


な、なんか

急に緊張が。


「枕投げは、俺らの部屋だから

お前も来いよ 高橋もな by.たけ」


そりゃ、景品は今夜

雷と寝れるんだもんね?(*/▽\*)キャッ


「二宮も参戦するの?」

「おもしろそーだし、せっかくだしな」


子供みたいな笑顔に、ドキドキくる

「私も行くから!

雷は たけ にも 龍 にも渡しません☆」

ガッツポーズすると


「俺もー橘と、また会いたいから

ラッキーだわ」


ふぇ?


カチャッ


「またな」


ドアが閉まった


また会いたいから?






何それ!

不意打ち。

やば。




あ゛〜。好き。



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