青春時代!
「嵐」が丘
「井野、少しいいか」
話しかけられたのは
龍
うん。来るって思ってた
雪ちゃんのこともあり、
二日目は旅館で待機で。
もう、よる。
明日は最終日。
そんなとき、龍から電話で呼ばれた
歩いてる時思った
やっぱ、ハッピーエンドなんて来ないって
「来てくれてありがと」
浴衣姿の、龍
「ううん、話って」
「俺と付き合う、フリ
やめよう。」
「言われると思ってた」
「大関のこと、好きなんだろ?
あいつだってお前のことー....」
龍は、
優しい人だから
利用しただけなのに。
なんで最後までこんなー....
「ありがとう。
ここからは自分で何とかさせて」
「いいの、かよ....」
「いいってば!
ありがとう、ね?
龍」
切ない顔で笑った これも。もちろん
演 技 な の
「なんかあったら、....。
言えよ?話は聞くから!」
「うん。またね」
私が彼に背を向けて、
ひとつ思い出した
「キスしたの、嘘だよ」
「えっ....」
「少し嫌だったの
雷ちゃん好きオーラ満載だったから」
「まじかよ....っっ」
喜んじゃって....。
「じゃあね、龍」
これで、終わる
終わる、ことは出来ないの
NeXT....は、
誰に犠牲になってもらうかな。