青春時代!
「これで諦める俺じゃないけど
謝んなくていいよ」
空は、にこっと笑う
高橋はそれでも、どこか申し訳なさそうだった
「龍なぁ、
アイツもよくやったよな
人一倍努力しねーとダメなのか」
空....。
人一倍?人100倍だバカヤロウ
「私が、
好きなだけだよ」
ドキッ
うわぁぁぁぁ。やべ。
惚れ直したわ
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「ま、俺も頑張るな?
ありがとう、わざわざ」
やべこっち来る!!
「空、ラブシーンのエンディングを覗いてたバカヤロウがいるぞ」
天と名乗るそいつが、逃げようとした俺をつまみ出す
「あれ、龍....。
まだ時間速くない?」
高橋は、
待ち合わせの時間まであと30分もあるとは知らず俺に問いかけた
「いや、その....」
「天、龍からなんか聞いたのか?」
「空、お前まだ好きなのかよ高橋」
いや、鏡だろこれ
「あ、龍は知らなかった?
この人は天、神崎天。見ての通り空の双子の弟くん。
毒舌秀才エリート陸上部だよ!」
高橋は双子の片方を手で指して言った
「高橋、暗いのはわかる。けど
いま指してるのは俺、神崎空だよ....。」
(≧ω≦。)プププ
空間違えられてやんのー
「ご、ごめん!!!」
「ま、ラブシーンは俺嫌いだから行くわ
あ、でもあんたと話してぇ」
声が少し空より低い天が、
俺の肩を組んだ
「はぁ?俺、これから高橋と」
「黙れカスいくぞ」
ビビビッ
な、なんかデンリュウ走った
「龍、じゃあまた今度!」
「ぅええええ!?まじ!?」
ふりふり手を振る高橋
可愛いから、
許す