青春時代!
中章5 Let's コイ
「笑」おうとして
はぁ....。
好きなのかな。私。
合宿中はそればっか考えてたの
「マネージャー」
そう言って私を呼ぶ彼の顔ばっか浮かんで
でも、名前でも呼んでほしいよ
苗字でもいいから、
山崎〜って。
あぁ....
でも告白とかするキャラじゃないしなぁ....
どうしよよよよよ。
「わ、私も
堀江って呼ぶの卒業すべきかな....。
あーも、すき。」
優、って?
ボボッ
「うわぁぁ....///顔熱っ」
絶対に無理無理
「笑ちゃん、好きなんだァ堀江」
「へ?....ぎゃぁぁぁぁぁぁっ」
後ろに、
ゆきちゃんがいたことに全く気付いてなくて
「面白すぎて耐えてるの大変だったんだよ....クククッ」
ゆきちゃんは大爆笑
「〜っ....///早く言ってよ!?」
恥ずかしい(><)
「でもそれ、恋に間違いないでしょ」
「〜っ....」
「大丈夫大丈夫、私意外と口硬いよ?」
「そうだと嬉しい....けど
ほんと、どうしよう」
またもやため息がでた
「会いにいくのが1番だよ?いこ!」
ギュッ
手を掴まれて、走り出す部室に
「わ、雪ちゃん、はやっ」
そのとき、雪ちゃんが被っていた
フードが落ちた
その中はまだ整えられてない髪の毛、
焼け落ちた髪の毛があった
ーもしかして、音楽室で、一人で....
目が腫れてるのも、うなずけた
それなのに私、なに独り言呟いてんの
「堀江いる〜??」
「あ、はいっ....」
わーわーわー
「笑ちゃんが、用事あるって☆」
「特に私は〜」
「え?何言ってんの....」
雪ちゃん。目が恐ろしい。
「何を話せば。」
「ふつーにふつーに!」
ばんっと背中を押された
「あれ、マネージャー。また怪我でもしたんですか?」
堀江はニコッとした
「怪我じゃなくて、....
私の事、名前で呼んで....みませんか」
だめだ私、恋愛初心者
「何ですか、いきなり....」
「なんでもないの!ごめんね?!」
「ええっ待ってくださいよ!!」
パシュッ
手を掴まれる
「笑、って呼べばいい....?」
「ふぇ....」
「あの、意外と恥ずかしいんですよ...///
名前呼び」
突然過ぎて恥ずかしい
「あ、ありがとう〜っっ///」
「突然なんなんですか、全く」
ドキドキ
「私も、優って、読んで、いい?」
「どうぞ」
ドキドキ
ああもうすごいしあわせ
「そう言えば高橋さん元気ですか?」
「ええ?らっちゃん?」
「はい、合宿中は会ってなくて」
モヤモヤ
「仲いいんだねっ」
「はい、まぁ....」
なんか、お腹がモヤモヤする
らっちゃんだよ!うん!
ただお腹が痛いだけだよ。
「あの人には、色々感謝してるんで」
「そ、そっか?」
なんか、嫌
自分が